Shopifyの使い方や導入手順を紹介!メリットやデメリットも解説
更新日:2024.01.24
公開日:2024.01.24
ECサイトを運営したいと思っていても、業務量の増加・サイト管理・費用などの面からなかなか一歩が踏み出せないという方もいるのではないでしょうか。
そんな方におすすめしたいのは、カナダ発祥のECプラットフォームサービスのShopify(ショッピファイ)です。
Shopifyは「誰でも簡単・低コスト」でECサイト開設ができることから非常に人気が高く、世界175か国以上で導入されています。
本記事では、
- Shopifyのメリット
- Shopifyの使い方
- Shopifyの導入手順
など、Shopifyをはじめてみたい方に向けて分かりやすくまとめました。
ECサイト開設を検討している方はぜひ最後までお読みください。
Shopifyのメリット4選
世界No.1シェアを誇るShopifyには、ECサイト運営をするにあたって大変魅力的なメリットが多数あります。
- 低コストで導入できる
- 多言語に対応している
- SNSと連携できる
- 自由にカスタマイズできる
それぞれ解説します。
①低コストで導入できる
Shopifyは低コストでECサイトを開設できます。
料金や詳細については以下をご参照ください。
ベーシックプラン
- 月額$33 ($25)
- 個人事業主、小規模向け
- 2つのアカウント利用可
- 基本機能は全て利用できる
スタンダードプラン
- 月額$92 ($69)
- 小規模~中規模向け
- 5つのアカウント利用可
- 手数料率が下がる
- より詳細なサイト分析が可能
プレミアムプラン
- 月額$399 ($299)
- 中規模~大規模向け
- 15のアカウント利用可
- 手数料率最安
- 高度な分析が可能
※2023年12月時点(https://www.shopify.com/jp/pricing)
最も安いプランであれば月額4,000円ほどでECサイトを開設できます。
料金プランは、自社のビジネス規模や今後の拡大目標・予算面等を考慮して選択しましょう。
②多言語に対応している
Shopifyは多くの国で利用されているサービスのため、さまざまな言語に対応しています。
また、およそ130か国以上の通貨にも対応しているため、海外から顧客を獲得したり、越境ECサイトを構築したりすることも可能です。
世界へ向けた大きなビジネスに挑戦したいという方はShopifyの利用をおすすめします。
③SNSと連携できる
ShopifyはSNSとの連携が簡単にできるため、集客効果を高めるのに適したサービスといえます。
昨今のSNS利用者は大変多く、写真や動画などの視覚的な訴求ができるSNS戦略は認知度を高めるためにとても重要です。
またSNSとの連携は認知度を高めるだけでなく、ショッピング機能によるスムーズなショッピングへの移行や作業効率化など、さまざまな面で大きな効果が期待できます。
他のECプラットフォームでSNS連携をする場合、API取得など手間がかかりますが、Shopifyの場合はアプリの追加で簡単にできることもあり、使いやすさの面で非常におすすめです。
④自由にカスタマイズできる
Shopifyは8,000以上あるアプリから自由にカスタマイズでき、その高い拡張性が魅力です。
拡張機能の例は以下のようなものがあります。
- デザイン変更
- 顧客サポート
- マーケティング
- レポート
アプリの追加については、アプリストアでインストールするだけなので専門知識は必要ありません。
アプリが豊富なため、ビジネスに合うものを選ぶのが大変かもしれませんが、適切に活用することで理想的なサイト構築につながります。
Shopifyの使い方や導入手順を分かりやすく紹介!
「Shopifyを導入したいけど大変そう…」
「Shopifyの使い方を簡単に教えてほしい!」
という方に向けて、ここではShopifyの使い方や導入手順についてキャプション付きで解説します。
ぜひ参考にしてください。
①アカウント作成
まずは、Shopifyにアクセスしましょう。
メールアドレスの入力→「無料体験をはじめる」を選択してください。
※Shopifyは3日間無料でお試しではじめられます。 (※2024年現在)
アンケートが複数用意されているので、回答したら「次へ」を選択します。
事業の所在地を設定したら「次へ」を選択します。
以上の4つのアカウントからサインアップするものを選択しましょう。
管理画面に辿り着けばアカウント作成は無事終了となります。
②デザインの設定
管理画面左の「オンラインストア」をクリックします。
ここで「テーマ」を選ぶことができるので、自社のブランドに合うようなデザインを選択し、カスタマイズしていきましょう。
デモを表示させたり、テーマをさらに増やすことも可能です。
デザインはECサイト運営でとても重要なため、時間をかけて設定してください。
③商品の出品と管理
管理画面左の「商品管理」をクリックしましょう。
「商品を追加」を選択すれば「商品名・説明文・商品画像・価格設定・配送」など詳細な設定ができます。
ステータスを「公開中」に設定し、販売チャネル欄にチェックを入れたら一番下にある「保存する」をクリックすれば商品の出品は完了です。
ターゲットに向けたキーワードを組み込んだ説明文にしたり、商品写真のalt属性を設定したりするなどSEOを意識することも心掛けましょう。
④ページ作成
管理画面左から「オンラインストア」→「ページ」を選択し、右上にある「ページを追加」をクリックしてください。
ページタイトルやコンテンツ内容を入力すれば簡単にページが作成できます。
ECサイト運営する際には、以下のページは必ず作成しましょう。
- お問い合わせページ
- よくある質問ページ
簡易的にページを作ることもできますが、右下にある「テンプレートをカスタマイズ」を選択することで、デザイン面にこだわることも可能です。
⑤各種設定
決済や配送についてなど各種設定を行いたいときは、管理画面の左下から「設定」を選択してください。
設定画面の左から「決済」をクリックすることで、クレジットカード決済・コンビニ決済・銀行振込などさまざまな決済方法の設定ができます。
「Shopifyペイメント」「Amazon Pay」「Paidy」など ビジネスに合った決済システムを追加することが可能です。
配送料の設定を行いたいときは「配送と配達」から設定しましょう。
自身のECサイトに合わせて各種設定を行ってください。
⑥その他
管理画面左の販売チャネルから「オンラインストア」→「各種設定」を選択すると以下の設定が可能になります。
- タイトルとメタディスクリプション
- SNSでシェアする画像
- マーケティング
- セキュリティ
「タイトルとメタディスクリプション」は、検索エンジンでどのように表示されるかを設定できます。ターゲットに向けてキーワードを適度に文章内に含めましょう。
「SNSでシェアする画像」は、SNSで投稿した際に表示される画像を設定できます。
「パスワード保護」や「スパム保護」はセキュリティ面に関する設定ができます。
⑦アプリについて
管理画面左下の「アプリ」を選択するとアプリの追加ができます。
アプリを利用することで、さまざまな設定を加えることが可能です。
アプリの例
①Plug in SEO
→問題点などを提案してくれるSEO対策アプリ
②CRM PLUS on LINE
→LINEと連携できるアプリ
③Page Speed Booster
→サイトの表示速度を改善してくれるアプリ
④ショップコード
→商品のQRコードを作成できるアプリ
⑤チャネルトーク
→チャットボットを作成するなどチャットサポートができるアプリ
上記のアプリは8,000以上あるアプリのほんの一例です。
アプリを使用することで、作業の効率化や顧客満足度を高めることにつながります。自身のサイト運営に合わせてカスタマイズを行いましょう。
Shopifyのデメリット
使いやすく低コストで運用できるShopifyですが、人によってはデメリットと感じる部分もあるでしょう。
ここからは、Shopifyのデメリットについて紹介します。
日本語対応について
Shopifyが日本で利用されはじめたのは2017年頃と比較的遅めです。
そのため、日本語に対応できていないサービスもあり、
利用しづらいと感じる人もいるでしょう。
例えば、日本語非対応のアプリの場合、英語がある程度分からないと利用が難しいものもあります。
しかし、Shopifyは現在日本のユーザーに向けて日本語対応は年々良くなっています。今度も言語によるデメリットは徐々に解消されていくはずです。
カスタマーサポートが手薄
Shopifyのカスタマーサポートはチャットとメール対応のみ行っているため、電話や対面を希望している利用者にとってはデメリットとなるでしょう。
解決策としては以下の2点が挙げられます。
- Shopifyに関するセミナーを利用する
- SNS等で他の利用者とコミュニケーションを取る
- Shopifyパートナーへ相談する
Shopifyのユーザー同士で関わる機会を作ることで、相談や質問ができるためサポート不要でも利用はしやすくなります。
また、Shopifyは現在カスタマーサポート対応の強化を図っていて、メール対応のみからチャットへの対応が追加されるなど、徐々にサポートシステムも向上しています。
高度なカスタマイズには知識が必要
Shopifyを使えばECサイトを簡単に構築できますが、詳細なデザインや機能を使いこなすためには、HTMLやCSS、JavaScriptやLiquidというShopifyのテンプレート言語の知識が必要です。
解決方法としては、Shopifyの制作代行会社に依頼する、または、自社でプログラミングのノウハウを身に付けるなどの方法が挙げられます。
Shopifyを使えばビジネスの可能性は広がる
本記事では、Shopifyの使い方や導入手順について解説しました。
Shopifyは175か国以上で使用されている世界一人気のあるプラットフォームサービスです。
カスタマイズ次第で、ECサイトの売上の向上や顧客満足度につながることも期待できるでしょう。
また、3日間の無料体験や3か月間は月額1$で利用できるなど、お試しで利用することもおすすめです。
少しでも気になる方は、当記事を参考に導入してみてはいかがでしょうか。